音楽監督

八尋 清繁

◆ 楽員や見学を検討されている方に一言

年齢を重ねてきて、吹奏楽の楽しみ、奥深さがやっと分かってきました。生涯音楽を楽しみ、そして追求したいと思っています。春日市民吹奏楽団で一緒に音楽を楽しみませんか?

◆ 略歴と近況

 春日市生まれ春日市育ち 春日中学校、福岡商業高等学校(現 福翔高等学校)を経て、 1978年に国立音楽大学器楽科トロンボーン専攻を卒業。 杉園忠雄・佐藤菊夫両氏に師事。 1982年より太宰府市立学業院中学校に勤務、同校を全日本吹奏楽コンクールに導く。その後、国民体育大会、全国植樹祭事務局にて式典音楽を担当する。のちに春日東中学校吹奏楽部顧問として活躍後、2000年4月より春日野中学校の教頭に就任、2002年4月より太宰府市立学業院中学校の教頭、春日市立春日中学校の校長などを務め、春日市とは非常に縁が深い。
 当楽団では1992年より1997年まで常任指揮者、1999年より音楽監督に就任し、物心両面から熱い指導をいただき、2014年から2022年は全日本吹奏楽コンクールに出場、現在に至る。 現在も、福岡県吹奏楽連盟理事長、九州吹奏楽連盟副理事長、全日本吹奏楽連盟理事等の役職を務め、吹奏楽界の未来のために多忙な日々を過ごされています。

◆ 音楽監督に捧げるエッセイ

「野球とネコと音楽と♪」
 ~愛されし音楽監督 八尋清繁先生~

 ※ある団員が語る、当団音楽監督との日常です!

練習日18:30チューニングがはじまる。
合奏練習の棒降り30分前に、最後列の片隅で大好きなソフトバンクホークスの試合状況を携帯で確認しながら、一人ひとりの音を静かに聞いている、それが音楽監督の八尋先生の日常です。
そのまるい手には愛猫に引っかかれたであろうキズ。
突如「ちょっと待ってん」と立ち上がる。トロンボーン奏者の先生が基礎合奏中に「待った」を入れると奏者は緊張感に包まれます。
「今の音、何がいかんかわかるか?」(いかん=いけない)
先生の教えは「リラックスして吹いているか」「息が深く入っているか」「音に集中しているか」など。
学校を出て大人になると、口先手先で演奏しがちで、おろそかになりがちな事をいつも諭され、私たちは「はっ」とし、真摯にむきあうのです。
「仕事・バイト・遊び」いろんなライフサイクルの中でも「コツコツ」と練習を積み重ねて音楽を創ることが「春日サウンド」と先生は言われます。
コツコツと織りなされた春日サウンドの中に先生が愛する野球やネコも織り込まれているかもしれません。